ヘールボップ彗星(C/1995O1)

百武彗星で彗星にドハマった私は、肉眼彗星に成長することが騒ぎになりだしたヘールボップ彗星を追っかけ始めた。この頃になるとパソコンとパソコン通信の普及によって彗星の軌道要素が簡単に入手できるようになり位置を計算して求めらる様になっていた。それでも撮影はフィルムカメラで写っているか否かは翌日の現像を待たなければならない。現像から仕上がってくる写真を驚きをもって眺めていた。更にドハマった私は仕事もそっちのけで連日彗星の撮影を続ける日々が続いた。今考えれば、よく首にならなかったものだ。彗星の成長は私の予想を遥かに超えていて、人類が観測する最大の彗星となった。

1997年3月12日撮影